2016.08.23 Tuesday
上高原らしさ
「上高原らしさ」について、ふと考えることが度々あります。
祖父祖母が創業し、それに父母が加わり、そこに仕事を手伝ってくれる社員さんがあつまり、ずっと取り組んできた事こそ、上高原らしさなんだと思います。
例えば牛の一頭買いであったり、惣菜の味であったり、表向きな事って、わかりやすいし説明しやすいです。
だけど表があるって事は、裏もちゃんとあるって事ですよね。いい仕事をするためには、いい仕事をするだけの環境づくりが大事な事で、そこをおろそかにすると、表向きの仕事が雑になると考えています。
今朝もその上高原らしさを、ふと思う一場面がありました。
上高原では、毎日フライヤーを徹底的に洗います。
食品関係のお仕事をされた経験の無い方には、ピンとこない画像かもしれませんが、意外とこの作業大変で、毎日洗うとなれば相当の労力を要します。今朝は新卒入社の彼女が洗う当番でしたが、ベテラン新人関係なく当番で洗います。
そして、毎日洗うことにも上高原は「次」を考えます。通常フライヤーは下に排水(油)ダクトがついており、そのまま洗って排水すると床が油で汚れます。
当社には床掃除が少しでも簡単になるようにこんな仕掛けがあります。
穴が見えますよね?
これは洗浄時の熱水にも耐えられるお湯用の配管が埋設されております。
これはダイレクトに集水マスに行くようになってます。
(もちろん集水マスには金網をつけておりますので、汚れたものは金網にたまります。)
この穴に
シモジスペシャルという名のオリジナル排水受けを設置すると、なんと排水が床に流れ出ないんです。すごいでしょ?
(シモジスペシャル=近所の水道屋さんの職人シモジさんが作った排水受け)
これで油と洗剤が混ざったお湯が床に飛び散らないので、掃除が超絶ラクになるんです。
継続する事と、継続しやすくするための仕組みが出来上がって、そこで初めて他店様に無い魅力が生まれるのだと思います。
昔から続けてきた事が革新を遂げ、今でもこうして新入社員さんに脈々と受け継がれている事こそが、上高原らしさって事なのかもしれませんね。